このブログでは何度も言ってますが、GEROPPAは主演のジュリエット・ビノシュの大ファンです。
ところが、ここ松山で彼女の作品をロードショーで観られるチャンスはほとんどありません。
ということで、劇場でジュリエット・ビノシュを観られる今回は、とても貴重な機会なのです。
で、作品のほうはというと、ジュリエット・ビノシュ中心にざっと説明すると、
心臓病を患い、余命幾ばくもない元ダンサーの弟ピエール(ロマン・デュリス)が、ひとり暮らすアパルトマンに、同居してく役所勤めのシングルマザー(子供3人)の姉エリーズという設定です。
そして、彼らと関係あったりなかったりの、市場で働く男たちや女、大学教授の男と奔放な女学生、教授の弟、カメルーンからパリを目指す労働者、ホームレス、刹那的に生きるセレブな女たち、とにかくたくさんの登場人物たちのパリでの日常が描かれます。
特徴的なのはピエールのムーランルージュでのダンスシーン、アパルトマンのパーティーでのダンスシーン。教授のダンス、ジャンの家でのエリーズのダンス。エリーズの子供たちのダンス。数多くの印象的なダンスシーンが登場すること。
また、ピエールがアパルトマンのテラスから外を眺める時にいつもバックに流れる、エリック・サティのグノシェンヌ1番がとても悲しくて美しく印象に残りました。
なにしろ、フランス映画なんで、内容には最初っからあまり期待していなかったのですが、セドリック・クラピシュ監督の映像と演出はとてもよかったです。
フランス映画嫌いの人にも、男女の愛が描かれているけど、際どいからみのシーンもなく、設定のわりには、陰鬱さもありませんから、おすすめですね。
ぜひ、大人同士のカップル(夫婦でも全然OK)で観たい映画ですね。
予告編に「それでも、誰か愛したい」という言葉がありますが、まさにそんな気持ちにさせてくれる作品です。
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