2007/03/28

真鶴 川上弘美

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このブログではお馴染みの、川上弘美さんの最新作「真鶴」です。

真鶴
真鶴
posted with amazlet on 07.04.06
川上 弘美
文藝春秋 (2006/10)
売り上げランキング: 42134


主人公は、ある日、過去に失踪し、生きているのか、死んだのかわからない夫を求め、この世のものなのか、あの世のものかわからない「ついてくるもの」に導かれ、真鶴に向かう。そこは、彼岸と此岸の間にあるかのような真鶴の海。

登場する、すべての人と世界はあいまいで、それぞれの自我は、輪郭だけを残して、ふわふわと漂いからみあっている。現実と内面の世界に境目はなく、ただ解け合って混ざりあっている。

ことばがもつちからと、独特の文節のリズム感。こんなにごっそりと、物語の世界にひき込まれる体験は初めてです。
否定する訳ではないんですけれど、内側はもういいかなっていう気もちょっとしたりして、でも内側以外のことは書けなくて、外から見て掴んでと言うのもできないから、内側と外側をどうつなげていこうかと、このごろ考えることです。

(中略)

内側は内側、外側は外側と、単純に分かつだけではいられないっていう感じが、これはたぶん、書いているうちにわかってきたような気がします。(新潮社:考える人 2007年春号)

「センセイの鞄」では語られていた、内側の世界が「古道具中野商店」「夜の公園」と続く、外側からの世界を描いてきた川上作品も良かったですが、この作品は、本当にど真ん中の川上弘美を見せられた感じですね。

この素晴らしい作品から受けた感動を、語る言葉を持ち合わせていないのが残念でなりません。

2007/03/27

骨付鶏(おやどり)@一鶴(高松太田店)

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久しぶりの仕事で高松。

昼食はこれまた久しぶりの一鶴の骨付鳥(ここ太田店は初めてです。)
いわずと知れた香川の有名店。「骨付鳥」は、この一鶴による登録商標です。

同行のSさんAさんは初骨付鳥。

おやどり 骨付鳥一鶴@高松太田店とりめし 骨付鳥一鶴@高松太田店

GEROPPAとAさんは「おやどり(977円)」と「とりめし(420円)」を注文。
Sさんは「ひなどり(819円)」と「とりめし(420円)」を注文。

ニンニクのきいたスパイシーな味付けと、ステンレス製の皿に浮かぶアブラ、硬い肉の食感と、かぶりつくダイナミックな食べ方など、すべてが合わさって、この料理のおいしさがあるのでしょうね。
でも、やっぱり「とりめし」じゃなくて、ビールと合わせたいですね。

肉つながりの話題で、「近頃じゃあ、豚しゃぶまで、イベリコ豚だよね」なんて話してたろころ、Aさんの奥さん「イベリコ豚」のことを、ずっと「イベリ小ぶた」だと間違ってたらしい、たしかに「イベリ子ぶた」でもうまそうだけど。

この一鶴ですが、香川以外では、大阪や横浜にもお店があるようですね。
それ以外の地域の方は通販もやってるので、食べたい方はお試しあれ。

2007/03/25

鏡花 特濃汁そば

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息子と「ひまだねぇ昼は外にする?」
ということで、まつちかラーメンステーションの鏡花へ行きました。

食べたのは「特濃汁そば」。
予想どおりですが、これだと普通の汁そばのが好きかな。
40過ぎのオヤジには、全般的に濃すぎ(特濃ですからあたりまえですね、特にカツオ風味)

あと、ナルトは無しでネギ入れて欲しい。

特濃汁そば 鏡花@まつちかラーメンステーション

右翼と左翼 

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よくわかる解説です。これは必読。

右翼と左翼
右翼と左翼
posted with amazlet on 07.03.28
浅羽 通明
幻冬舎 (2006/11)
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おすすめ度の平均: 4.5
5 最後にやられた
5 非常にわかりやすい
4 何気に楽しめた

2007/03/21

炭心 松山市二番町

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ウィットさんとその会社のNさんと、「行きたい店リスト」のひとつ「炭心」に行きました。

このお店は、以前に某店シェフに「焼き鳥ならココ」ということでご紹介いただいたお店です。なかなか来られずいたので、念願かなってというか、ここのところ、外食回数が極端に減っているので、まあしょうがないんですけどね。

味は、オススメのとおり、素材へのこだわりが素晴らしく、とても美味しい。
入った時間が遅く、すでに品切れになった魅力的なメニューがいくつかあったので、近いうちにもう少し早い時間に行きたいですね。

白レバー刺身@炭心
レバーの刺身だけでも2種類のメニューがあります。
これはそのうちひとつ、白レバーの刺身(近江淡海地鶏)\1,000-
塩だけで食べます。

比内地鶏卵のささみユッケ@炭心
ささみユッケ@秋田比内地鶏卵使用

串焼き各種@炭心串焼き各種@炭心
串焼き各種

料理に合わせたおいしい日本酒がメニューされています。

七本槍@炭心
七本槍 純米吟醸 搾りたて 吟吹雪
浅間山@炭心
浅間山 純米吟醸

小旅行 岡山~姫路

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久しぶりの更新です。

先日、思うところがあって、小旅行に出ました。

自分自身の転機となった出来事があった、特に思い出深い場所を訪ねる旅です。

目的地は、岡山県の新見市と、兵庫県の市川市、姫路市です。

いずれの地も、訪ねるのは20数年ぶりですが、その地に立つと、年月を超えて、当時の思い出が、いったい自分のどこにしまわれていたのだろうと、びっくりするぐらいにあふれ出てきます。

今まで、「立ち止まらず、前だけをみてなきゃ」ってことに、強迫観念のようになぜだかとらわれ過ぎていたのかもしれません。

今回の旅で、自分が、今こうしてあることの、忘れてかけていた、いくつかの重要な出来事や理由を思い出す事が出来ました。


新見駅2(岡山県新見市)
新見駅(岡山県新見市)

新見駅前からの高梁川(岡山県新見市)
新見駅前からの高梁川(岡山県新見市)

山金(岡山県新見市)
山金(岡山県新見市)

夜11:30の砂湯1@湯原温泉
砂湯(湯原温泉)

風景2@蒜山高原
蒜山高原