作家の武田泰淳氏の妻の武田百合子さんが、昭和40年代に夫と過ごした富士山荘での生活を記した日記です。
誰に読ませるでもなく、日々の出来事を記録するための文章に、これほどの感動をうけるというのはどういう事なんでしょうね。
読み進むほどに、作者(記録者)の記す一日いちにちが、ほんとうに生き生きと伝わって、作者をとりまくその生活の中に、まるで自分も常によりそっているような、そんな気持ちになります。
まだ、上巻を読んだだけなんですが、下巻では、ご主人が病に倒れて・・・ということになるようです。こんなに感情移入してると、読み進むのがちょっと怖いなぁ。
武田 百合子
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おすすめ度の平均:
気ままで、飾らない。理想的な生活足が地に着く。
淡々と。
奇跡のような
日記といえば、、、
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