なにやら足のあたりにザラザラとした砕けたビスケットのような感触で目覚める。さては息子がベッドでお菓子を食べ散 らかしたのかとのろのろと起きだして見ると、確かにコナゴナになったものが...。「やっぱりそうか、やれやれ」と掃除しようとベッドの脇をみると、そこ にはコナゴナになったものの原型がころがっている。よく見ると...それは程よく固まったフン、フン、犬のフン。「ふうぅぅっ...。」思わずバッタリと ベットに倒れこんだ。
ということで春の詩といえば孟浩の「春暁」。
春眠不覺暁、
處處聞啼鳥。
夜來風雨聲,
花落知多少。
春眠 曉を 覺えず,處處 啼鳥を 聞く。
夜來 風雨の聲,
花 落つること 知んぬ 多少ぞ。
漢詩は、詩を構成する文字が組み合わさったときのビジュアルが美しいのが良い。この詩も見た目の美しさはもちろん、詩の内容ものんびりとした春の目覚めの感じがまたよろしい。
こんなふうに目覚めに鳥の声を聞きながら「そういや昨夜の雨風で花は散ったかなぁ」なんてボーっとしてる春の朝はホント幸せを感じるのだ。
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