2006/07/18

わが愛しのキャンディーズ

今夜、NHKBSでBSエンターテインメントわが愛しのキャンディーズ」という番組を見ました。

実はGEROPPA、かなり熱心なキャンディーズファン(ランちゃんですよ)なのでした。

あれはまだ、今では、信じられないほど純心だった中学生の頃、ランちゃんの歌う「あぁ~いつは、あいつは、かわいいっ、年下の男の子ぉ~♪」ってフレーズを聞くだけで、もう心臓がばっくんばっくん。さらには塾への行き帰り、自転車をこぎながら、「やさしぃ~あぁくまぁ~」とか「ハートのエースが出てこぉなぁ~い」なんて、大声で歌いながら、田舎の寂しい夜道を駆け抜けた思い出がよみがえってきます。

そういえば、当時の、好きだった同級生の○○ちゃんも、ランちゃんに似た感じだったような・・・。

番組では、あの有名過ぎる「私たち、普通の女の子に戻ります。」の衝撃の告白から、伝説となった「本当に、私たちは幸せでした。」の解散コンサートまで、今見ても全く色あせない、スーパーアイドルっぷりに、すっかり釘付けになって見てしまいました。

その中、解散コンサートのランちゃんの言葉が良かったですね。

大人たちは言います。
こんなバカさわぎしてやめるなんて、どうにかしてるって。

でも、私たちは知っています。
私たちは、バカではありません。
だから、今、こうして、キャンディーズを辞めるんです。


アイドルであるために、周りの期待に応えるためには、本当に多くのことを犠牲にしていく事を自らに強いて、生きて行かねばなりません。

あまりにも、大きな期待に応え続けること、それはある意味で自分の人生ではなく、アイドルという幻想を抱くもの達が見る夢の中の、現実ですらない、人生を生きようとしているのではないか?

平凡な人生でもいい。自分の人生を、自らが選んだ道を、自分の足で歩いて行きたい。
そんなふうに思うのは、すごく当然のことだと思います。


そこで、思うのは、引退を表明し、自分探しの旅(この言葉が気に入らんのですが)中田英寿選手、彼にも少なからず、こういう気持ちがあったんでしょうかね。確かに「サッカー選手中田英寿」の人生が、どれだけ過酷なものであるか、私たちの理解を遙かに超えるのではないかと思います。


ところで、ランちゃんこと、伊藤蘭さん。今、日曜日の「誰よりもママを愛す」というドラマに出てます。キャンディーズの頃のランちゃんは、本当にスーパーなアイドルで完全無欠の美しさでしたが、50歳を超えた、女優「伊藤蘭」という、自分自身が選んで生きてきた人生の中で、歳を重ねてきた美しさがいいですね。


ぜひ、ドラマの人気が高まって、今後も、もっともっとテレビに出ていただきたいと思う、この歳になっても、おネエさん大好きのGEROPPAなのでした。

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