2008/07/24

イングリッシュ・ペイシェント

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先日の「こわれゆく世界の中で」に続き、アンソニー・ミンゲラ監督、ジュリエット・ビノシュ出演の「イングリッシュ・ペイシェント」。


この作品は97年のアカデミー作品賞ほか、全9部門を受賞した作品で、詩的な脚本と美しい映像でがあ印象的なラブロマンスです。

しつこいようですが、ジュリエット・ビノシュの大ファンであるGEROPPA、この作品も、もちろん大好きです。

この映画は何なぜか度も観たくなるんですよね。GEROPPAも今回で4回目ぐらいです。

詩的なセリフと、切なくて美しいシーンの数々、特に主人公が息絶えた恋人を乗せて砂漠を飛ぶシーンの美しさが印象に残ります。


イングリッシュ・ペイシェント
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おすすめ度の平均: 3.5
5 魅せられます
5 原作の詩のような美しさを表現できている映画
1 単なる浮気妻との不倫愛の思い出話
4 胸に残るは切なさ
5 後世に残る傑作

2008/07/23

崖の上のポニョ

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ポォ~ニョ ポォ~ニョ ポォニョ

主題歌を歌ってる、女の子の声がホントかわいくて印象的ですよね、このフレーズが耳について離れません。



公開日の「めざましテレビ」に生出演して歌ってましたが、ぎこちない振り付けと、へんなオヤジのコーラスが、かわいらしさが引き立ってました。



で映画の内容はというと、メルヘンです。主人公が5歳という設定だし、小さな子供向けなんで、うちの中一の息子には、微妙に盛り上がりどころが難しかったみたいです。



このあたりは、もうちょっと幅広い層でも楽しめるように、物語の設定であるところの月の引力の影響とか、海の生き物たち(特に古代魚がわんさか)のところとか、もうちょっと押し出しても良かったんじゃないかなって思います。



ということで、もちろんすごくい作品なんですが、宮崎駿監督ってことで、期待が大きいいだけに、ちょっと残念な感もありです。



ジブリさん、公開前のプロモーションでハードル上げすぎてんじゃないの?







2008/07/22

クワイエットルームへようこそ

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休日に観たビデオ紹介シリーズ、2本目は、松尾スズキ、原作・脚本・監督のこの作品。


主人公の佐倉明日香は、OD(オーバードーズ:薬物の過剰摂取)で入院し、精神病院の閉鎖病棟の拘束病室(クワイエットルーム)で目をさます。


ここで繰り広げられる患者や看護士たちの日常と様々な事件。(このあたりは映画をみてね)

映画のラスト近く、 明日香が退院のとき、見送ってくれた入院患者達にもらった寄せ書きの色紙を、病院の玄関を出たあとすぐにゴミ箱に捨てます。

たぶんここにはもう戻らない、忘れはしないけど、思い出すことはない。



いい歳になると、人に迷惑をかけたり、迷惑させられたり、うっとうしかったり、うれしかったり、寂しかったり、うかれてたり、みんなそんなふうに生きてんだよってことが、ますますわかるのに。

愛すべきダメなヤツたち、多分これからもうまくやってけないだろうけど、ガンバレよ。


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おすすめ度の平均: 4.0
3 映画としてはまずまずの出来
4 友達の意見入れて星4つ
5 単純に面白いだけではない作品
4 それぞれの問題☆
4 内田有紀ってこんなに綺麗だったっけ?日本版「17歳のカルテ」






2008/07/20

自虐の詩

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この作品は、号泣する準備をしてから観ましょう。

原作は業田良家の同名の代表作ですね、こちらも感動の傑作です。

映画になると聞いたとき、「幸江」が中谷美紀で「イサオ」が阿部寛ってのはねぇ、ちょっときれいすぎないかい?このキャスティングで原作のペーソスが出るのかね。なんて思ってました。

が、さすがですね堤幸彦。映像の力で、見事にもの悲しくもありながらも幸福な世界を表現していますね。中谷美紀の演技はすばらしいです。

不覚にもぐっちゃぐちゃに号泣したあと
エンドロールの最後でまた・・・。



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4 前半の卓袱台返しの連続技は必見
4 俺もちゃぶ台ひっくり返したい
5 時は流れ行き、そして私は生きている
4 自虐の美しさ
3 見事なキャスティング!

2008/07/16

ヘッドマウントディスプレイ Vuzix iWear AV920

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最近、コイツでビデオ鑑賞してます。


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ちょっと近未来っぽいというか、ロボコップな気分になれてちょっとうれしい感じです。

ゴム製のアイパッドがちょっとキツイので、はずしてしまって、部屋を真っ暗にして見るといいですね。でもメガネを装着したうえにかけるのは厳しそうです。

ヘッドフォンが一体式なのですが、稼働範囲が少し狭いので、私の場合、ちょうどいいフィット感になりませんでした。音質にこだわるかたは、 別にヘッドフォンを用意した方がいいかも。

ベッドに寝ころんだまま 2m前に62インチ相当のサイズで画面が見られるのですが、まあ、画質はそれなりというか、画質にこだわる人にはものたりないでしょうね。

コレのPC接続用のVR920だと、簡単なウェブカメラみたいなのと組み合わせると 八谷和彦氏の視覚交換マシンみたいなのが簡単にできますね。やってみたいなぁ。

2008/07/14

スカイ・イクリプス@森博嗣(中央公論新社)

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「スカイ・クロラ」シリーズの最新刊ですね。

今までの一連のシリーズとはちがい、短編集です。

シリーズファンには、映画公開(8/2)と同時期ということで、こりゃ買わずにはいられません、見つけるや否や即購入です。(シリーズ各巻ともに、さまざまな空の写真の装丁が美しい。)

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5 シリーズ全て読んだ人に送る短編集
4 スカイ・クロラシリーズは全て読んでいます
5 このシリーズがとっても好きな人へ
5 熟読玩味する。

この「スカイ・イクリプス」ですが、シリーズ5巻すべてを読んでいないとわからない(読んでてもよくわからないけど)内容です。

今までのシリーズ同様、主人公が誰なのかわからなかったり、入れ替わったり、あのときの、あの登場人物の記憶は、実はこの人物のものだったのかってことだったり。

記憶とは、皮膚に刻まれるしわのようなものだ。

人は老いと引き換えに、記憶を刻んでいく。

記憶することを、死ぬことを、選んだのだ。

死を手に入れることで、生きていることを知る。

という部分(正確な、引用ではないですよ。)に、シリーズのテーマが見えるようなきがしました。


余談ですが、表紙イラストが映画版キャラクターデザインを担当した、西尾鉄也氏バージョンのノベルズが発売されるみたいですね。絵的には鶴田謙二のが好きな感じですが、コアなファンならこれも買いそろえるんでしょうね。

2008/07/12

こわれゆく世界の中で

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真夏でも、インドア派&冷房嫌いのGEROPPA、今日はうちでビデオです。

ということで、今日の1本は「こわれゆく世界の中で(原題:BREAKING AND ENTERING)」。
何度も告白してますが、ジュリエット・ビノシュの大ファンです。

アンソニー・ミンゲラ監督作品ということでは、あの傑作「イングリッシュ・ペイシェント」に続いての出演です。ミンゲラ監督は、今年の3月に亡くなり、この作品が遺作となってしまいまったのが残念です。

今回は、ボスニアからロンドンに逃れてきた、ムスリム系(でも元旦那はセルビア系)の、母子という複雑な役柄です。運命に翻弄されながらも、決して投げ出さずに、すべてを受け入れて、前に進んでいく凜とした美しさを持った女性を演じられるのは、彼女以外には考えられないですね。

ま、ジュリエット・ビノシュが出てるって事だけでも、5割増しの評価ですが、それを差し引いてもすばらしい作品です。

こわれゆく世界の中で
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おすすめ度の平均: 4.5
4 途中からストーリーと意外性にグイグイと引き込まれた
5 関わるということ。
4 世界の中での、確かな幸せ。
4 痛いほど登場人物の心情が伝わってきます
4 それぞれのストーリー