2006/03/16

愛媛県警

私が住んでいるのは四国の愛媛県。
こちらで最近なにかと、全国ニュースをお騒がせしている愛媛県警

愛媛県警:Nシステム情報流出か 車10万台ナンバー

愛媛県警の捜査資料が大量に「Winny(ウィニー)」ネットワークに流出した問題で、延べ10万台を超える自動車のナンバーを記載したファイルも漏れて いたことが15日分かった。高速道路や主要道に設置された「Nシステム」(自動車ナンバー自動読み取りシステム)で収集したデータとみられる。同システム を巡っては、プライバシーの侵害につながるとの批判もあり、警察庁はこれまで運用について詳しく言及してこなかった。警察の情報管理のあり方が改めて問わ れそうだ。

まったくもって「ちんぴょろすぽ~ん」な人達です。あまりにもお粗末過ぎて、開いた口からエクトプラズマが出そうになりました。

しかし、幽体離脱しながらも、愛媛県民の一人として一言いっとかねばなりますまい。

この事件ですが、県民の安全を守るべき警察官自身が、危険きわまりない存在になっちゃってます。

こういう事件がある度に感じる事なのですが、私たちが生活しているこの社会なんですが、危機に対して無知であることにあまりにも寛容です。「そんなこと言ったって、インターネットとかコンピュータとか難しいこと、わからないよ。」って言えば、だいたい許されてしまうんですよね。

こういう人たちの事を○館さんとか筑○さんなんかは「善良な市民」などと言いって「危機から守られるのが当然の権利だよ~ん」なんて文脈でよく表現するもんですから、「そうだ、われわれは無知なんだからしょうがない、守ってくれない○○が悪いんだ。」なんて同調しちゃったりする、ウッカリさんがたくさん出てくるわけです。

でもですよぉ、この漏洩警察官は、正当な使用許可を受けず、ウィルス対策がされていない上に、Winnyがインストールされた自宅パソコンを、業務で使用し、捜査上の機密情報を登録し、案の定(というか当然)感染した暴露ウィルスによって、情報を漏洩させたのです。この警察官は無知で善良な市民でしょうか?

警察官だからちゃんとやらなきゃダメだよ。っていう声もありますが、じゃあ警察官でなければ、情報漏洩させてもいいのかなってことですよね。

善良な市民というのは、危機に対しては個人レベルで、最低限の危機管理が出来る人ですよ。寝たばこで火事を出し、近所中大火事にして「消防車が早く来ないから火事がひろまったんだよぉー」なんて他人のせいにしてしまう、善良な市民にならないようにしないと。

また、愛媛県警察本部の本部長と、事件に関係した(適切な対策を講じていなかったということ)すべての警察官には、知らないということは、時として重大な罪であることを深く受け止めて、県民を危機に晒した責任を、しっかりととっていただきたいと願います。

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